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Point.2 タイプ3(VRLA形液入充電済)の場合の交換方法
※ 実際のバッテリーの交換作業手順は、Point.3もご参照ください。
1.古いバッテリーの取り外し
・ 新旧のバッテリーを比較して、形式名,容量,寸法,端子位置(プラス/マイナス位置も),端子形状等が同等であることを確認してください。
※ 異なりますと取付,使用が出来ないだけでなく、バッテリー爆発,車両損傷,大怪我の原因となることがあります。 カタログ・ホームページに記載の要項表,互換表も併せて確認願います。
2.新しいバッテリーの準備〜搭載
※液入充電済タイプは注液充電済みであり、基本的に「充電」作業は不要です。 <作業1 充電状態確認>
1.充電状態確認
・ 基本的に充電は必要ありませんが、在庫状況によってはエンジンが掛かりにくい場合があるため、念のためバッテリーの充電状態を確認してください。『電圧と容量,充電時間』の項を参照。
・ オープン電圧が12.4V未満であれば充電をしてください。
・ 充電時間は取扱説明書記載の充電時間を。また、充電器の取扱説明書もあわせてご確認ください。
・ オープン電圧が12.4V以上であればそのままバイクへ搭載してください。
※ 充電時間の目安はこちら
※ 充電完了の目安はこちら
<作業2 搭載>
2.搭載する
・ バッテリーをバイクへ取り付けます。
<作業3 後処理>
3.古いバッテリーの処理
・ 使用済のバッテリーは仕入先/ご購入店にお申し付けください。(リサイクル推進にご協力願います)
Point.3 バッテリーの交換
タイプ2,3 VRLAバッテリーの取付時、取付後の確認事項
<古いバッテリーの取り外し>
取り外し手順
・ マイナス端子を外す。
・ 次にプラス端子を外す。
・ バッテリー取付金具(ゴムバンド等の場合あり)を外す。
・ バッテリー収納ケース(皿)に小石,ゴミが無いことを確認する。
・ バイク側ターミナルに錆がある場合は、金ブラシで錆を落とす。
<新しいバッテリーの取り付け>
取り付け手順
・ 確実にバッテリーのキャップが取り付けられていることを確認する。
・ バッテリー収納ケース(皿)にバッテリーを設置し、 取付金具(ゴムバンド等の場合あり)でしっかり取り付ける。
・ 最初にプラス端子を取り付ける。
・ 次にマイナス端子を取り付ける。
・ 端子カバーがある場合は、端子カバーを取り付ける。
<取り付け後の確認>
確認!
・ 取り付けが完了したらエンジンを始動してください。始動操作は5秒以内とし、1回で始動しない場合は、10秒くらい停止後、再び始動操作を行ってください。
・ ただし、この操作を数回行っても始動しない場合は、バッテリーや始動回路を点検してください。
※ 最初の始動はキックがついているバイクでは、キックスタートをお薦めします。
◆取付時の注意
上記取り外し/取り付け時のプラス/マイナスの順番を絶対に間違えないでください。
※ 順番を間違えて作業をすると、スパナ,レンチ等とバッテリー端子の接触により、スパーク(火花)が発生しバッテリー爆発による怪我,バイクの損傷等重大事故の原因となります。
◆保管について
交換用VRLAバッテリーの補償期間(12ヶ月または2万kmどちらか早い方)は、お客様のご購入日が起算日となっております。(取り付けた時,使用開始した時ではありません) やむ得ず、すぐに使用開始しない場合,バイクに乗られない場合は以下の項目をご参照願います。
1.保管される場合(買い置き,在庫)
・ 液別タイプ(即用,ドライ,DRYタイプ)の場合は、使用開始直前まで電解液を入れずに保管してください。
・ 液入り充電済みの場合は、使用していなくても自己放電が進むため、2〜3ヶ月に一度補充電をしてください。
・ また、何れのタイプのバッテリーでも使用開始までの保管期間中に自己放電が進むと共に保管期間中にも劣化が進行します。(使わなくても寿命が進行します)
・ 使用開始の際には、上記項,取扱説明書をご確認いただき、必要に応じて、注液,補充電を行いご使用いただきますようよろしくお願いいたします。
・ 補充電をした場合でも保管期間は、1年までとし早めに使用開始してください。
2.バイクを乗らない場合
・ バイクをご使用にならない場合でも、バッテリーは自己放電すると共に、車両の電気負荷(コンピュータメモリー,時計,セキュリティー等)により放電します。
・ また、バッテリーは放電したまま放置すると、充電不能となることがあります。
・ いざという時にバッテリーあがりにならないように、バイクに乗らない場合は、バッテリー端子を外すか、1〜2ヶ月に一度バッテリーを充電してください。(尚、バッテリー端子を外した場合でも、自己放電はしますので2〜3ヶ月に一度補充電を行ってください)
★VRLAバッテリーの充電完了の目安
・ VRLA(制御弁式)バッテリーはVRLA対応充電器での充電が必要となります。(未対応充電器での充電はおやめください) 充電につきましては、VRLA対応充電器の取扱説明書をご確認ください。
・ VRLAバッテリーは特性上、比重を点検することが出来ないため、 開回路電圧で充電状態を点検する必要があります。 開回路電圧の測定は、通電打ち切り後、30分程度経過した頃の 安定した電圧を計測してください。
・ VRLA対応充電器での充電完了の目安は、上記「通電打ち切り後、 30分程経過した安定した電圧」で12.8V以上となります。